6月20日 「ブロック塀の強度を出すためには・・・」

こんにちは!!!
京都の造園店、グリーンプラスの山口でございます。
いつもご覧いただきありがとうございます。

痛ましい事故が起こったのは業者の意識の問題

先日の18日、大阪府北部を中心に大きな被害を出した地震ですが
プールの壁の倒壊で亡くなられた事故が頭から離れません。

なんで・・・こんなことが起こるのか・・・・
僕は不思議で仕方ありません。
しかも安全の確保が第一優先の学校で・・・・
本当にずさんな提案や施工をやっているなぁ~と
同じ年頃の娘を持つ僕としては
亡くなられた女の子のことを考えると悲しくなってきます。

僕は日ごろ、お客様に口が酸っぱくなるほど・・・

「ブロックはそんなに高く積んではだめですよ!」
「控え壁を設けましょう!」
「L型かコの字型にしませんか?」

ブロックのご提案をさせてもらう時には、必ずと言っていいほど
このお話をしています。

お客様の許可を取っていないので、イメージ図面になりますが
このお宅は、あのプールの壁と同じような構造の
僕の言葉で言うと・・・「二層構造」です。

擁壁(ようへき)という壁の上にブロックを積むわけですが
これは本当に危ないです。

差し筋アンカーもしくはケミカルアンカーなどを使って
鉄筋を擁壁側に固定するのですが、簡単に言えば
本を机の上に立てた状態で置いているようなものです。

そんなの・・・なんかあれば揺れまくるんですよ!!!

だから「控え壁(補助壁)」もしくは「L型構造」「コの字型構造」に
しませんか?
と、僕とお打合せをしたお客様は皆さん聞いていると思います。

じゃあ、なんでブロックを高く積むの?
フェンスでいいじゃん???

って思われる方もおられるかもしれませんが
要は「ブロックを積む方が安く済むんです」

特に目隠しフェンスで高さが必要となると、商品にもよりますが
ブロック積みの約3倍~5倍程度コストが掛かってきます。
だからブロックを高く積もうとする訳です。

上記の絵のお客様宅はすでに完成しましたが
このお宅は建築基準ギリギリの10段積み(高さ約2m)
(単独の壁だと1.2m以下じゃないとダメですよ)
L型とへの字と控え壁のコラボレーションと「横筋」と言って
横方向を鉄筋でつなぐことによって一体化させ、強度を出しています。
この物件に関してもこのお話を何度したことやら・・・・
もちろんその辺のリスクをご理解していただいた上で
施工しているわけですが・・・・あんまりやりたくないね(笑)
正直なところ・・・・(笑)

最後にですが、ブロックの揺れに関しての動画を
貼り付けておきますね。
いかに「控え壁」が重要か!!!ってことがわかるかと思います。

道の端を歩きなさいって指導されていて
ブロックが倒壊して下敷きになって亡くなるのなんて
施工のプロとして・・・本当に心苦しいです。
怖かっただろうし・・・痛かっただろうし・・・なんの罪もないのに・・・
心からご冥福を祈るばかりです。

少しでもこんな事故が減るように、プロとしてできることを
やらせてもらいますね・・・・。

それでは、また・・・・・。

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山口 佳久
1975年京都府京都市生まれ。 学歴なし、資金なし、資格なし、コネなし、あるのは手に着いた技術と行動力で 2003年に起業。 人はゼロからでも「夢や希望があればなりたい自分になれる」 自然、そして海から学んだ独自のサーフ経営とテクニックではない土台となる人の在り方 を日々発信中。 子供達の未来の夢が叶った夢新聞プロジェクトと出会いから 夢新聞認定講師としても絶賛活動中。

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